風味言語化・解析AI:F-indexシリーズ


F-indexは、食品の風味を言語化し、おいしさを“見える化”するとともに、風味の相性や位置付けを解析するAIです。

※下記3種類のAIを期間内無制限に利用可能なサービスを提供しています。

 
フレーバーホイールは、食品の風味を言語として体系的に理解、共有するためのツールです。風味を適切に言語化することでおいしさの評価が向上することも報告されており、フレーバーホイールの有用性は、ワインやビール、コーヒーなど多くの食品で実証されています。
 
従来、フレーバーホイールは、試食とディスカッションの繰り返しによって作成されてきました。しかしこの方法は、個人の感覚に依存するため客観性の確保が困難であること、さらに多くの人手と時間が必要になることが課題でした。そのため食品産業におけるフレーバーホイールの活用は、その有用性にも関わらず限定的です。
 
そこで弊社は、食品の成分情報を元に迅速・簡便かつ客観的に風味を言語化できるAI 「F-index Comp」 を開発しました。
 
F-index Comp を活用することで、人的・時間的・経済的コストを大幅に削減しつつ、従来と同様のフレーバーホイールを作成することが可能です。従来法では不可能な数万種類のフレーバーホイールを作成し、風味を見える化することも可能であり、得られた結果をペアリングやマッピングに活用することもできます。
 

 
ペアリング予測AI「F-index Pairing」 は、「フードペアリング理論(同じ香気成分を持つ食品の相性が良い)」に基づき、フレーバーホイールに収載されている個々の風味言語の類似度から、食品の相性を評価します。
 
バターと630種類の食品の評価では、レシピ分析によって報告されていた牛乳やバニラとの高い相性が確認され、F-index Pairingが人間の感覚と近い結果を予測可能であることが示されました。AIを活用することで膨大な食品のバーチャルスクリーニングが可能となり、人間が思い付かない新たなペアリングの発見も期待できます。
 
また、例えば、唐辛子(カプサイシン)と生姜(ショウガオール)に含まれる成分は異なりますが、両成分を「辛味」として解析することでスコアに反映できる点で、成分の一致に着目する従来法よりも人間の感覚に近い風味相性の評価が可能です。
 

 
F-index Pairingが個々の風味言語を比較するのに対し、風味ポジション可視化AI「F-index Mapping」は、フレーバーホイール全体の類似度から、食品の風味の類似性や関係性を数値化します。
 
F-index Mappingを用いることで、似た風味を持つ代替原料の探索や、各製品の風味の位置付けの解析などが可能です。例えば、茶のマッピングでは、緑茶、紅茶、烏龍茶が明確に区分され、同一グループ内の類似性や異なるカテゴリ間の関係性を一目で把握できます。
 
また、人間の感覚のみに基づく従来の風味マッピングと異なり、成分、風味の言語表現、全体の風味プロファイルが紐づいているため、風味改善に向けた具体的な提案も可能となります。
 

 

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